―暫く後・書架の何処か―
……グロリアが、
手の施しようのないような怪我や病をなおす術に、
関心があったよう(>>2:212)なら…
一つ、思いついたことがあって…。
[ルーカスに耳打ちしてもらった>>94内容>>72に、
彼を、例の書架の守護の魔法陣のある本>>2:210
まで案内して。サイモンの魔術書を通じて、仄かに光った
人間の技では手の施しようのない怪我や病をなおす術用の、
魔法陣の頁を指差す]
これと、魔力の籠った私の血があれば……
助からない怪我や病の人を、治すこともできるでしょう…
血を集める間、ガラス瓶を持っていて貰えます?
[そう告げて、守護の術の時と同じく、ミセリコルデで、
左手首のまだふさがらない二つの傷跡の下を、切り裂いて。
溢れ出る血が、ガラス瓶に流れるように角度を調整する]
(142) 2013/10/09(Wed) 01時半頃