>>133>>135
[イアンが居心地を悪くしてるとはまだ気づかず、ナユタのはっきりとした断りには、うむ、と返す。]
だが、それだからこそ、君はいいのかもしれないな。
[ワットとナユタについて話したことを思い出す。
もし、彼が自由自在に移動できる存在だったとすれば、それは、人という存在を遥かに超えたものになるだろう。それはイアンも同じではあるのだが、なんせナユタは当人が単機攻撃を己の真価と理解している状態だ。
それはその若さで持つには強すぎる。]
空からは風船なしに落ちればそれで生身な人間はお陀仏だ。
地上があるから飛べるのさ。
[地の性格であるのか、それともワットがそれほどまでに説いたのか、先ほどの第一皇子の前でも見せた信念を見せる言葉に、また肩を叩く。]
それに、君やイアンのような者がいるから、帝都は平穏でいられる。
この賑やかさは君たちの力でこそだ。
陛下もそれはわかっておられるだろう。
[>>138その場を離れるイアンには手を振り、城を向き直る。]
(139) 2011/03/20(Sun) 15時半頃