……!
え、……えと。……猫、さん?
[びくっ、と小さな身体を跳ねさせると頭を撫でる手の主>>119を頬を真っ赤に染めて、少し戸惑ったように声をかけた。]
(彼は、私を年下の女の子だと思っているのかな。)
[こんな見た目だもの、仕方ないよね、なんて自分に言い聞かせる。]
(こんな風に人に頭を撫でられるのは、いつぶりだっけ。いや、そんなことされたこともなかったかもしれない。なんだか、暖かいなぁ……。)
[感傷に浸っているとじんわりと目の奥が熱くなってきて、反射的に両手で顔を覆った。涙を堪える情けない表情を人に見られたくなかったから。]
違……違うの……っ!
嫌だったわけじゃなくて、
……その、……すごく暖かくて……っ!
[彼に誤解をされないように、ぽつりぽつりと言葉を述べる。…途切れ途切れできちんと伝わったかどうかは分からないけれど。]
(124) 2014/06/22(Sun) 00時半頃