でしょう?よく言われます。
……あれ、もしかして、顔見知りですか?
[似ている、と掛けられた言葉>>114に頷きながら、こちらに気付いたらしい弟>>116が顔を顰めたのを見て取る。その視線の先に、自分だけでなくオスカーも含まれていることに気付いて、首を傾げた。
どこかへ思考を飛ばしているオスカーを邪魔したかも知れないと気付いたのは、そう問いかけた後だったけれど。]
[近くのテーブルについて菓子を広げ始めるフードの青年>>118に気付けば、悟られないようそっと眉を上げる。
自分よりも、もう一人の医者であるヤニクの方が、彼とは接点が多かったはず。]
それはまた、大量ですね。
パーティか何か始めるんですか?
[フードの向こうとぱちりと目が合った気がして(気のせいかも知れないけれど)、声を掛けずにいるのも憚られる。言葉を掛けて曖昧に笑った。
一気に人の増えた食堂内に、同席する彼は大丈夫だろうかと、横目で様子を伺いながら。]
……大丈夫ですか。
[勿論、彼が他人と接点が増えるのは望ましいことなのだけれど、荒療治は好きではない。また暴れ出されても、困る。そんな心配も込めて、オスカーにだけ聞こえるように、小さく呟いた。]
(122) 2014/06/21(Sat) 23時半頃