……ん…わたしも…だよ?
[私も、メアリーと深く、強く結ばれたい。
それが小鈴の想いだった>>114。
観念し、メアリーの手を、花園へと導く。
既に蜜を滴らせていた花弁は、メアリーの指が触れると、簡単に花開く>115。
響く水音に、思わず顔を緩く両手で覆って隠す。
しかし、ふと目に入ったメアリーの表情に、それがわざとだと気づくと、少し拗ねたように瞳に涙を浮かべて睨んだ]
いじ…わ、るぅ…!
[抗議の声を上げるも、紡がれる言の葉に、すぐに表情はほころんで]
…ずるい…いま、そんなこといわれたら…はぁぅ…ん…!
……わたしも…せかいで、いちばんあいしてるのぉ…。
[愛しさと切なさがあふれ、自然と言葉が零れ落ちた。
首筋に落とされる口付けに返すように、小鈴も必死でメアリーの細い首筋に花弁を作る。
やがてメアリーの身体がツ…と銀糸をひいてはなれ、自身の下肢へとたどり着く]
(119) leaf 2011/07/08(Fri) 00時半頃