[その目線もすぐ切って。
ぱちっと瞬くと、もう一度肩を竦めておいた。
彼女を今必要以上に不安にさせる事ないよね。>>109そうでしょ?]
あっははは!
君まで"招待客"だったら、僕は羨ましさのあまり使用済みの雑巾でもぶつけてただろうね。
[心にもない軽口を弾ませて。]
この規模で僕一人、っていうのも困るんだけどさ。
急ぎの仕事なら余計、僕みたいなのが来るべきじゃなかった。
丁寧なのは自覚してるけど、遅いってよく怒られるもの。
君はいいなぁ郵便が済めばすぐ帰れて、
……って、ひょっとして、羨ましがる案件でもなさそう?
[上からの苦言を思い返せば苦笑も漏れる。頭の後ろを掻いて取り繕っておいた。
逆に羨望のまなざしが向かってくれば、聞き返してみるけれど。
まさかこのゆるふわっぷりを貫禄と思われてるだなんて、気づけやしないんだ]
(117) 2016/10/08(Sat) 00時頃