[食事で腹を満たす間、言葉を交わしていれば不安も薄らぐ。>>94
食べ終わり、同じように今度は空いた皿を運んでいった。
それも終わればまた誇らしげに胸を張ったか。
ふわふわと揺れる寝癖を撫で付ける手に目を丸くして
目線が同じ高さとなれば、柔らかに微笑んだ。]
ありがと、ローズマリーのお姉さん
わたし、ひとりだってちゃんとできるのよ。
[純粋に信じる心は少し歪んで、冗談だと目をそらせば流れる空気感など気付きやしない。
ひとりだってちゃんとして、元気に帰ればきっと母さんは褒めてくれる、その一心で。]
……わかった。
お姉さんも困ったらわたしに言うのよ。
お手伝い、わたしちゃんとできるんだから
[とはいえ味方と言われれば嬉しくなってこくりと頷く。
気取って答え、ぎゅうとハグを交わしたなら
白い歯をみせもう一度明るく笑みを浮かべた*]
(100) 2016/11/14(Mon) 22時半頃