ふふふ!やった!当たりましたわ!
クシャミの、のろまさんーっ。
……きゃ!
む〜〜〜〜〜〜、やりましたわね!!!!
[>>87 手を叩いて笑っていると、肩の辺りにぼふんと雪玉が当たった。
痛くは無かったけれども、雪の欠片が顔に細かく当たる。
ぷ、と頬を膨らませると、わしゃわしゃと膝下まできている雪を蹴り上げて、クシャミの近くまで来る。
至近距離までくれば、彼を見上げる。……こんなに背が高かっただろうか?
昔は、もっと背丈に差がなかったように思うのだけれど。]
……えいっ!
[気持ちを悟られまいと、手元の雪を、乱暴に掻き上げて粉雪を傍の猫にかけてみたり。もはや雪玉にすらなっていない。渾身の一撃!と大きく作った雪玉は、すぐに二つに砕ける事を学んだり。
雪塗れの顔で、時折二人で目を見合わせて笑う。
その笑顔も息を切らして、不器用に。]
(94) 2013/11/24(Sun) 00時頃