修行なんて……俺には無理だよ!
[>>85 反論しようとするが。どうしても声は上擦ってしまう。
けれども、>>87聞き慣れない大声に振り返れば。
本当にお伽噺の御姫様のように、魔法で一層美しくなったシンデレラの姿が。
己の拙い魔法で綺麗になれたなら。魔法使い冥利に尽きる。]
――…喜んで頂けたようで何よりです。
あ。あの……その…凄く……き、きれ……
――…似合っていますよ。
[そのままふらふらと、食堂に据えてある水をコップに注ぐと、勢いよく飲んだ。
砂漠に水が染み込むように、ヒートアップした身体に染み渡る。
眩暈がしたのか、そのまま火照った顔を庇うようにして椅子に深く座り込んだ。
腐れ縁の目が傍にあるにも関わらず、左手は口のなか。
なんとなく此処にいるのがいたたまれなくなって。上気した顔を上げると、]
あー…俺は部室に行ってみよーかなぁ、と思うんだけど……。皆は……どうすんの?
[特に声が掛けられなければ、その後、暫くして美術室に向かうだろうか。]
(92) 2014/03/03(Mon) 23時頃