村長さん、用事って何だったんだろう……
掲示板を見てほしいって話だったけど
[いつもより少し早い店じまい。不安になりつつ道を往く。
何やら鬼気迫る顔でやってきた村長を、”忙しいからまた後で”と追い返したのは数刻前のことだ。
ならば、と掲示板を見に行くよう彼に言い残し、働き者の村長は嵐のように去って行ったのだけれど。
緊急の用でなければいいのだが、と表情を曇らせ顔を上げる。
噴水の縁に女性が腰掛け>>71、うとうとと船をこいでいるようだ。]
あれ? 確かあの人……ヨーランダさん?
大丈夫? こんなとこで寝てると風邪を……
……あの、もしかして熟睡?
……。え、っと……
どうしよう、かな……
[疲れているならそっとしておきたいところだが、体勢を崩して噴水に落ちても事だ。女性であればそれは尚更。
余計な世話かもしれないが、せめて目が覚めるまで見守ろう……そう結論付けて、心の中で村長に*謝罪を述べた。*]
(77) 2013/06/26(Wed) 05時頃