[>>71身を張って私の技の成立を守ってくれたテル。
黒い死神は、彼を巻き込まないように、かつ、彼を襲うノイズから先に仕留めるように動く。
私の筆先の微細な指令にて、緻密に動く。
――理屈ではなく、心でなんとなく分かった。
私は彼の足を引っ張らないように、彼の力になれるようにと気を張っていたけど……。
このゲームは。2人が協力せねば生き残れない。]
そのまま……そのまま……。
[頭が割れそうになる。長い間の行使は脳に絶大な負担をかける。
死神の鎌は私たちの進路上にいるノイズを刈り取っていき、横から飛び込んでくるノイズも容赦なく切断する。
その調子で2人揃ってじりじりと前進。
カンガルーの跳躍力のおかげで、前や横への対処だけでは間に合わないが、死神が討ち漏らしたものはテルに任せる。
また遠くからのカニの遠距離攻撃は防ぐことはできず、そのおかげで2程度のダメージを受けるだろう。
1.服の端が切り刻まれる 2.腕や足に掠り傷 3.流血するほどの深い傷]
(72) 2015/03/13(Fri) 03時頃