人狼議事

126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜


【人】 風来坊 ヴェラ

―回想/森にて緑の魔法使いと出会う―

[いや。悪いが、私にも、分からん。

 「大丈夫」と問いかける>>27魔法使いに、反応せぬまま、心で答えた。
 轢かれた足は痺れたまま。打ちつけた背中の痛みに、呼吸もままならなくなっている。
 致死に至る負傷かどうかは、ヴェラ自身にも分からない。
 分からないまま、ただ、頼む>>0:202、と。
 見知らぬ、されど群の仲間と思しき魔法使いへ。何を求めているのかも分からないまま。もし……で、あれば、頼む、と。

 ヴェラよりも小柄な体が、己のことを担ぎあげる。
 お前、女だな。今更ながらに、どうでもいいことに着目する。
 発動する、ヴェラには馴染みのない魔法。
 空間を超えた、と頭を過った時にはもう、体を幹に預けていた>>31

 「治す」の言葉。ありがたい。が。
 しばし休めば治癒する類の怪我ではないと、その位の事はヴェラにも分かる。
 だから、顔に手が添えられ、ヴェラなりに理解する。
 なるほど。末期のナデナデか。「治す」の言葉は、せめて逝き際安らかにと……]

(60) 2013/06/14(Fri) 00時半頃

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