[>>54綺麗、などと、言われなれていない言葉に、くすぐったそうに身をよじる]
大丈…夫…他の人には…見せないから…。
[メアリーの言葉にうなずきながら、にこりと微笑んだ。
そうして降り注ぐ甘美な雨。
雨粒の一粒一粒が肌に触れるたび、鈴の音が口から漏れる。
その声は今まで自分でも聞いたことのないような声で、まるで自分の声でないように感じられた。
羞恥に頬を染め声を抑えようと意識するものの、湧き上がる音を、意識して止めることなど不可能だった。
その声を少しでも隠そうと、喉を小さく鳴らしながらも、メアリーの身体を啄ばんだ]
…ッ…。
[我慢…しようにもできないその言葉に、恥ずかしそうにいやいやと首を横に振る。
しかし所詮は無駄な抵抗。
次々と与えられる新しい熱に、肌はどんどん敏感になっていく。
まるで、メアリーの指先の動き一つ、逃がさぬように感じ取ろうとするかのように]
(59) leaf 2011/07/07(Thu) 03時頃