ぃ、いえいえ…ぁ、有難うございます。
花ですか。なんだか……ゴロウ先輩らしいです、ね。
[>>34 遠慮がちに手を振って見せたが、口角は上がっている。微笑んでいるのだ。
>>35 返ってきた答えは予想通りで。微笑んだまま黒褐色の液体を流し込む。少しだけ、頬に熱が走る。
校舎の傍の花壇に植えられた、色とりどりの花。寮のテーブルにそっと置かれた花瓶。静物画のデッサンの際には、彼にお願いをして花を摘んでもらった事もあった。
寮のなかで、頼れるお兄さんのような彼も――…何処か遠くへ。]
[>>37 彼は興味深そうに、正方形にびっしりと書かれた文字や絵を眺めていた。しかし、ある一点を見つめたあとは、室内を静かに見回している。まるで、そのメッセージの主を探しているかのように、己の瞳には映った。]
――…ごゆっくり。
[囁くように彼に声を掛けると静かに席を離れた。
>>44 近くにいる美術部の先輩のもとに足を運ぶ。良かった、来てくれた。先程の事が思い返され、僅かに羞恥が走るが、]
……ぇ、エリーさん……
[白い綿毛が振り返って。ボタンのような瞳で見上げている。口元にはチー鱈。]
(49) 2014/03/08(Sat) 19時頃