すみません、癖なもので。
[相手の嫌味>>41には、表情を崩さないまま一言そう返し。
事実、これはもう癖になってしまっていたのだから、嘘を言っている訳では無かったけれど。
しかし相手の顔に"希望"の光が灯るのを見れば、ほんの僅かに胸が騒ついた。
嗚呼、なんとおこがましい。患者は患者らしく、惨めに絶望していれば良いものを]
………、来るんですか?
[腹が減ってい、と此方の真似でもするように笑みを浮かべて見せた相手に、露骨に顔を顰めながら。
まさか誘いに乗って来るなんて。何が悲しくて、この少年と食事を共にせねばならぬのかと。短く苛立たしげに息を吐くと、勝手にしろと言わんばかりに踵を返す]
治療法が見つかったとしか知りません。
詳しくは院長へどうぞ。
…で、話とは。
君と食事をするのは遠慮したいので、食堂までの間なら聞きますよ。
[至極不機嫌そうに、早口にそれだけを告げる。彼が付いて来ようと来まいと、そのまま食堂へと向かうであろう]
(42) 2014/06/30(Mon) 03時半頃