[握り締められた襟足と、同時に掌に感じるどろりとしたものに、ニィと口の端を持ち上げて。目の前で弛緩した表情に、満足げにぺろりと瞼を舐めた。
聞こえる叱咤>>39も弑虐心を煽るばかりで、もっと酷い事をしてやりたいとむくりと湧いた好奇心のまま、白いものがまとわり付く指をそのまま奥へと滑らせる。
欲を吐いたばかりの袋を親指で刺激しながら、尾孔へ差し込んだ二本の指はねちねちと音を立てて入り口を拡げはじめた]
だって、…まだ足んないみたいだし?
気持ち悪いでしょ。脱がしてあげっから、ほら。立って…
[彼の脇の下に滑り込ませた肩で、ベランダの壁に押し付けるように下から躯を持ち上げた。
すっかり緩み切ったズボンは、ベルトのカチャリという金属音と共に床に落ち。
夜風に晒されて、冷えるばかりの濡れた下着も取り払う]
ね、せんぱい。挿れさして?
……おネガい♥
[まるでノートの写しでも頼むような無邪気な上目遣いを向けて、普段なら蹴られるようなお願いをしてみせる。
誤魔化すように、頬に小さく キスをした]
(40) 2014/10/26(Sun) 15時頃