[>>10平然と言う様に感じた彼に――、先程感じた彼の心の奥に眠る殺意を重ね合わせれば、恐らく闇が零れ出た『あの日の自分』を見出して。]
[恐らく、先程奥に見えたモノによれば。彼は一旦他の殺意に触れればその殺意が目覚めかねないのだろう。あわよくば、そうならない事を――彼には他人に感じる感情としては珍しく――祈りながら。]
[恐らく似ているけれど――、違えているのは、存在としての生死と。罪悪の意識、そして――無差別の殺意。恐らく、自分は気付いてしまったから]
(其処が、彼と僕の――差)
……僕も、仕方がない――、そう、思いました
…でも、それは唯の言い訳なんですよね。
どんな人間でも、殺せば業を背負う事には、変わらない
[自傷を続ける青年を何処か憐れみを込めた瞳で見つめながら、かつての自分を見ている様だ、と無感動に眺め。あの日のアカを思い出しながら、自分の両の手を見つめた***]
(37) 2014/03/05(Wed) 20時半頃