―3階への道すがら―
[気の焦る中、ディーンの語り>>16>>17が、ぽつんぽつん、耳を打つ。
聞こえてくるのは、背後から?
そうだとしたら、話者の姿が見えないまま声だけ伝えられる物語が、暗がりのオンボロ寮そのものが、語りかけているような感覚に陥ってしまったかもしれない。
かつて、を夢見続けようと望んだ存在。
大切なものを守り通したくて、大切なかけらそのものを、自らの手で取り払っていった誰か。
雨音の中で語る声の主が、真っ暗の中で問いかけてくる>>18>>19。
求められているのは、最後の一人になった孤独な存在の、行末。そのこたえ]
どうなるか、細かいところはよく分らないけど……。
そうだとしたら、バッドエンドになるしか、思いつかないな。
[こたえる自分の声は、どんな色を帯びていたのだろうか。
ただ、誰もいない、一人ぼっちのまま終わってしまう物語>>4:93>>7の中に、光を見出すことはできなくて]
(35) 2011/08/31(Wed) 15時半頃