人狼議事

60 ─昨夜、薔薇の木の下で。


【人】 さすらい人 ヤニク

―廊下―
[反応がなけれど、留守なのだろうと、
 立ち去りかけたところで中から騒々しい声がした。
 とりあえず部屋は間違ってなかったらしい]

 あ、いや悪い。
 でも、お前の方がよっぽど煩かった気がするんだが。

 ――………、ッ

[慌しく出てきた部屋の主に眉を顰める、
 正確には眉根を寄せたのは、濃厚に漂う甘い薔薇の香にだったけれど。知らず知らずあとずさり、口元を覆った。]

 セシルさん寝てる、ってもしかしてそれ……、
 起きない、んじゃないのか。

[濃い薔薇の香、眠る彼らに同じように纏わりつくそれ。
 彼が何か答える前に、口にしたことはすでに確信に近く。
 テッドはどこまで状況を知っていただろう、目覚めぬ彼らのことを]

(28) 2011/08/09(Tue) 01時半頃

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