[ふらふらの足で自室に入ると、そのまま無駄に広いベッドにダイブした。
めっちゃ眠いし、腰がダルいし、でも風呂入んなきゃだし、眠い]
あ゛ーーー……。
ダメだ、眠い……。
[ぐうっと伸びをして、汚れたまんまの体でシーツに頭を擦り付け。
シーツも服も体も明日洗えばいいじゃないか、という気分になってくる。
白く霞かかる意識が気持ちいい眠気に堕落しそうだ。
うむむ、と唸りながら心地よい寝方を模索していれば、動いたせいで内腿をまたぬるいものが伝って。
太股を辿り、薄い線を残してシーツに小さなシミを作った。
俯せのまま、気の抜けた声を出す。
とろとろと睡眠と覚醒の狭間で、なにかやり残したことがある気がして、頭の中をかき回してなにを忘れてたのかと探る]
あー……ふぃり、フィリップ……。
数2ノート、引き出し二番目……うん……。
[いや、これじゃあないな?]
(27) kaisanbutu 2014/10/30(Thu) 13時半頃