不思議さと愉快さが入り混じる中追いかけていると、ふと角を曲がったところでヤツは消えた……と同時に、右腕に温かいものを感じた。-何かと思って自分の右腕を見ると、そこにはあるはずの右腕は無く、目に映るのは流れ出す赤黒い液体だけだった。「うっ!!!」というが早いか、次に感じたのは天地が入れ替わる感覚だった。ふわりとした感覚とともに、廊下の床が上に、天井が下へと、まるで世界が自分を中心に回っているような感覚だった。彼にとってはその時間は永遠のように長かった。1°ずつ、ゆっくりと世界は回っていた。そして彼が見たのは、次にその目に映ったのは、……廊下に立ち尽くす彼自身の肉体だった……そしてそれは、-彼がそれを感知できるほどの状態であったかは怪しいが、………………首から上が、無かった。彼がその事実を知ったのか、あるいは何も感じずこと切れたのか、それは誰にもわからない。
みたいな感じだよー
(24) minogame 2013/06/22(Sat) 00時半頃