はは、もう少し若ければ是非ともそうしたいところですがね。
私は馬役としておきましょうか、ナイトはクシャミ君にお任せします。
[アリスの問いに声を立てて笑う。勿論、塀を越える気など無いわけだが、演出として必要ならそうしようか。名前を出した彼なら、上手くやってくれるだろう。当然、苦労が絶えないであろうお目付役への配慮はチャールズがするので問題無い。
カップに口を付けるアリスに楽しげに答えて自分も席に付く。
次いでクシャミの所在を問われれば、散歩に出掛けた旨を伝えた。今朝はサイラスと山際の森で出会ったようだし、おそらく町の方だろう。
おおよそで彼の縄張りパトロールに当たりを付けて口にし(この予想もあまり外した事は無い。なにせ、獣人であっても猫とはそういうものだし)、温まったのか仄かに頬に赤みが戻った彼女を、穏やかな眼差しで見つめた。]
お会いする為に風邪など引いては、お母様も悲しまれます。
十分に温まってから、会いに行きましょう。
(23) 2013/11/20(Wed) 09時頃