[わしわしと頭を撫でてやると何故だかメオが涙ぐむ。
その顔が妙に尊いもののように思えて。>>14]
……ああ、オレはここに居るから。
だから、泣くなよ。
[そんな風に言葉をかけつつやり取りをしていると、メオの向こう側にいる夕顔がぎゅうと縋るように力を込めるのが見えた。>>17なんだなんだとその様子を眺めていると、ふいに二人が口付ける。ぼふっと顔を赤らめるメオとは対照的に、眉間に皺が寄った。
それはハタから見れば女友達同士のささやかな戯れでしかないのだけれど。
――何だろう。直感的に理解してしまった。
これあれだ。そういうのじゃない気がする。何となく。]
……。
[対抗するようにメオの後ろから腕を回して、肩にゆるく力を込めようとし。そのままの体勢で、夕顔の告白>>22を聞く。少なくとも自分が何か言う場面ではないだろうから。
メオは夕顔の言葉にどう反応しただろう。]
(23) guno 2014/06/08(Sun) 17時頃