― 重ねの常磐 ―[主の躯を浚う零瑠の腕が在った。 どれ程紅に身を染めても、抱き、誰の手の届かぬ場所に退く。]……[浮雲に隠れた月を探して、幼子は屋敷を抜け出した。さ迷い歩き、熱に魘された結果、記憶と言葉を失い孤児院に引き渡された。]
(18) 2014/02/22(Sat) 21時半頃
sol・la
ななころび
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