………………………ァぅァぅ…。
[足りませんでした。冬前の特別発注だったのにさっき出る時急いで用意した結果、今ここで握りしめているのは中くらいの瓶が一つ。
三か月持つかどうか、でしょう。]
……ごめん…なさい……。
[怒鳴られはしませんでいた。でも、女の子はすっかり落ち込んでしまっています。
ウォーレンさんに申し訳ないという気持ちもあります。でもそれ以上に女の子は、なんだか簡単なお使いも失敗している自分が酷く情けなく感じていました。トニーはいつも、ちゃんと仕事をこなしているのを見ています。これでは彼には到底及びません]
はい、明日……また、持って、きます……。
[すぐに持ってくる、と言い張るべきだったかもしれませんが、どうしてもその元気は出ませんでした。薦められるままに椅子に座ってしまいます。]**
(17) 2013/11/20(Wed) 02時半頃