[コシュカが前足を上げると>>12、さすがにビクッとしたネズミなのだったが]
お……おお? きみはもしかして、人間の言葉がわかるのかい? それはよかった、猫が全てきみのように冷静で聡く心優しければいいんだけれどね! 話し合いの通じない猫のなんと多いこと! もちろん本能というものはあるからね、抗いがたい衝動を起こさせないためには、ぼくも気を使わなければならないんだが。
[そっともふられただけだったので安心し、満足げに長々と語り]
きみを友人として歓迎するよ! これからこの先の広間で、パーティが開かれるんだ。基本的に人間向けだけれどね、きみにも食事を用意するようグロリアさまにお願いしてこよう。よかったら、先に向かっていてくれたまえ!
[いちいち話の長いネズミは、コシュカに会場の方角を指差して伝えた。コシュカが理解すると信じているらしい。そして、自分は玄関ホールから二階へ伸びる階段のほうへと向かい]
では、またパーティ会場でお会いしよう!
[くるっと振り返って挨拶をすると、ちょろちょろと階段を駆け上って行くのだった**]
(15) 2015/12/20(Sun) 15時頃