―謁見室―
[女王となった彼女の言葉を聞く。
初めは大人しくしていたが、その場の"まともな"人間であれば誰もが不安に思っていることを、あえて口にした]
女王陛下、なぜ誰も聞かないのか至極不思議なので、俺から一言。
失礼を承知で申し上げます。
申し訳ございませんが、騎士団には、女王陛下を信頼している人間は多くありません。
なぜならば、女王陛下がこの国に来てから立て続けにこの事件です。
騎士団の中には女王陛下がモンスターであると口にする者もおります。
[ピッパが口にしていた事。
他の人間にも話しているかもしれないなと思いつつ、言葉を続ける。]
少なくとも、王国騎士団は女王陛下に従うものは少なくないでしょう。
よって、今しばらく、失礼ながら、女王陛下の疑いが晴れるまで、王国騎士団の最優先指揮権は自分に置かせていただきたい。
有事の際含め、騎士団は女王ではなく私の命令を優先して従う許可を...。
(14) 2013/02/22(Fri) 15時半頃