―自宅―
ふふふ、りょーかいりょーかい!
[女の子はにこにこと笑いながら承諾して見せます。ともすると高飛車にも取られそうな彼女の言動ですが、本質的に優しいのを知っているのでここの母子はちっとも不快に思う様子はありませんでした。]
[女の子は奥の母親に、言っちゃダメだって、と目配せします。母親はわかってるよ、と言いたげに頭を掻きます。それでも一応と女の子の母親は、山の危険な場所には近づかないこと、もこもこの毛があるとはいえ雪が酷くなる前には切り上げたほうがいいということを、アリスに少し遠まわしに言いました。]
あ、お茶ね? ええとミルクティーとダージリン以外…、じゃあ……。
[棚の小瓶をちょこちょこと取りだしてはしまい、確かめていきます。ダージリンが好みだったことは知っているのですが、いつも同じではつまらないということなのかな、と女の子は何を出してあげようか考えます。]
(14) 2013/11/22(Fri) 14時半頃