……ええ!
寒くなってきましたしね。
風邪をひかないか心配なのですわッ。………お子様ですもの。
[>>0:138 ふいっ、と窓の向こうを見やってそんな事をお嬢様は呟く。
最近は会いに来てくれない、あの猫は。この寒くなってきた季節をどう過ごすのだろうか。
霜の降りた窓の向こうをぼんやりと眺める。]
……まぁ!一般市民の癖に気が利くわね。感謝しますっ。
では、お腹が空きましたらジンジャークッキーさんを頂きますわ。
[水筒を首からぶら下げて。ジンジャークッキーの包みをポケットの中に入れる。
ガシガシと撫でられると、『レディのお御髪をそんな風に撫でるなんて!』と少し頬を膨らませて抵抗したが、優しいピンク色の笑顔を見ると怒る気にもなれず。]
…大丈夫ですわ!一宿一飯の恩は、お返ししないと。
お父様に叱られてしまいますわ。
[そう言って反対のポケットから、重量感のある袋を取り出すと。金貨を一枚出した。『これで足りるかしら?』と、蒼い目は問う。
年齢不相応なお小遣いを見て、目の前の料理人はどう感じただろうか。]
(2) 2013/11/18(Mon) 01時頃