― グラウンドにて ―
[じゃあ>>+49、待ってたらいいの? なんて首を傾げて。
食べられないものだなんて差出人は認識してない真っ黒アイスをもし齧ったのなら、五黒のなんてことないアイス部分の内側にねっとり詰まっている、黒胡椒ペーストに襲われたことと思う]
夏バテ対策してるとこ、ダウンさせんのもねー。
まー、いっか。殴んのは。
[ぐーにしてた手を解いて、うにょーん、とサイモンの頬を伸ばしながら。
じぃ、と黒い瞳を見つめ]
でもさ。もう、あんな顔してないでよ。
サイモン居ないと、決まった放送ばっかで、つまんないし。
[どんな顔を見たんだっけ、とか。
彼が居ないことなんてあったのだっけ、とか。
自分でも分からないが、傷ひとつ無い手が、ずくりと痛んで、そう口を動かす。
多分きっと、訝しがれただろう空気を誤魔化すように、それだけ言えばぱたぱた手を振り。
炎天下の校舎へ、消えていった*]
(+63) 2010/08/10(Tue) 17時頃