―4日目の夜の村―
[長い、長い豚小屋の夜を振り払い、
思い出を携えながら、夜の村を巡っていく
村の入り口で、一員として受け入れられた>>2:18
この家で、長い時を息子と過ごした
その傍らの、もともと馬小屋だったという物置で、
若いミナカタに抱かれて>>0:61一子を授かり、
この道端で、幼い容とともに、歌を口ずさんだ>>0:96
別れの挨拶も交わさぬ隣人>>1:56とも、
この辺りでよくすれ違っていたことだろう
母と歩む源蔵の姿>>0:151を、よく目にしたのはこの道か
1人となった志乃>>0:71に幼い時分の自身を重ね、
空手を握りしめた場所は、ここ
心中は知れずとも、進が頬を赤くした>>1:215木材置き場に
その後、櫻子と辿った道なり>>1:175を振り返れば、
1人鎮守し続けた社には、いつもゆりの姿があった
夜をともに歩んだリツは、今日も辺りを哨戒しているのだろうか>>8]
(+10) 2017/12/03(Sun) 18時頃