― 蟲毒の事に気付くほんの少し前 ―
[探られる様な視線を注がれて、小首を傾げてみた。
ネイサンも何か共通点が見いだせそう、と思っていたので、尚更不思議そうで]
あれ……?
違いますカ?似てないのでしょうカ?
てっきり貴方もそう感じ取っていた、と思ってたのデスガ……。
[これは自分だけが感じたのか、と少々困惑し、それを誤魔化す様に、頭をポリポリと掻いてみると、何故か睨まれている様な気がしてさらに困るが、笑顔は崩さない]
いや、その……睨まれテモ困ってしまいますガ……。
貴方が命を落とす時……見てしまったのデス。
[思い出すはネイサンが絶命する時、殺される為に殺そうとし、死ぬ為に必死にいきようとしてたあの時見えた生きている輝き。
あれがとても印象的だった、と思ったのだ]
その時に貴方も輝いていたな、と思いマシタ……。
(+0) 2011/10/27(Thu) 13時半頃